茶鏡のブログ

駆け出しのWebデザイナーが文句ばっかりぐちぐちぐちぐち言う日記です。

StartupWeekendに参加した!

第2回 StartupWeekend 奈良に参加した

3日間でスタートアップの体験をする「StartupWeekend」に参加してきました。

StartupWeekend 奈良のサイト

最初にアイデアのピッチを行い、このアイデアについていきたい!という人とチームを組みます。ピッチは失敗し玉砕。あったらいいな〜レベルだったからいいのだけど。

本気でビジネスとして展開しようと考えてはるので、詳しくは書きませんが、アイデアのキーワードに「自信」という言葉があり、私も「自信」に課題を持っているからいっしょにやってみたいと伝えました。

熱い若者3人とプロのデザイナーとF1ファン

メンバーはこの3つに分かれます。入り口に入った時点で選択させられます。

  • ハスラー:ビジネスモデルの検証
  • ハッカー:機能の開発
  • デザイナー:使いやすいデザインを実装

ハッカーじゃないし、デザイナーというのもおこがましい からハスラーになりました。発案者(社長)、ハスラーふたり、デザイナーひとり、そして私というチーム編成に。

このメンバーと一緒に、自分はハスラーとして、というか、アイデアの実現のために、なんでもいいので何ができるかを試してみたかった のです。

夢はある、やりたいことはある。具体的な課題がない。

これは2日目に現時点のプランをコーチの方に聞いていただき、言われたことです。これがないと、やりたいことが本当に最適解なのかどうかもわかりません。

喧々諤々の議論で意見は取っ散らかる。5人が団子になって議論しているのでは余計に迷走する!と危機感を勝手に覚えた私はおもむろにペンをとります。

正直なところ、議論に口頭では太刀打ちできず、書かないと置いていかれるので、それならみんなが見える模造紙に書いて話したことを思い出してもらい方向性を確認してもらおうと。

記録係、役立ったのかどうか結局わかりません。書いた模造紙の枚数は8枚に及びました。

市場調査に出かけたりなどしていて、なんとなく見えてきたらもう日が落ちていて。これほんまに大丈夫かというまま3日目。

俺氏、結局デザインをする

アウトプットのデザインを私がすることになりました。(汗)

みんながプレゼンのプランなど伝えたいことを、時間がない中一生懸命考えているのに、わき目もふらずやってました。ちょっと参加したかったぞ!

出来上がったものは、デザインとしては大したことないかもしれません。デザインについてコンセプトなど、なーんにも説明しなかったんですけど、「欲しかったのはこれ!」と言ってもらえたので、私ちゃんとプロジェクトを理解して作れてたんやなと自画自賛

そういえば、私はプロだ。できて当たり前のはずなんやけどな。

優勝!だけど、悔しさが残る

優勝とかもうええやん、プロセスや!って言ってたんですけど、チームのみんなの知見の集合体が、熱い想いとともに審査員に伝わり、優勝しました!

チームのメンバーが得意なことを最後まで惜しみなく出してくれて、それぞれが役割をもって動きました。本当に良いメンバー恵まれた!

チームのみんなで頑張って結果を出したうれしみの反面、私個人としてはすごく悔しさが残っています。

チームの中にいた、プロのデザイナーさんは何をしていたのかというと、ディレクションに回っていました。私も社会人として、プロとして、若者たちに助言する立場であったはずです。それができなかったのは、プロとしての自覚がまったく足りてない からです。

挑戦する場なのに、最初から「できること」に逃げた

できることを全開で提供するのは、プロジェクトにコミットするのだから当たり前です。

それはそうと、メンバーに「なぜ、記録が上手なのか」と質問をされました。それに対して、私は耳が当てにならず書かないと分からなくなるから、と答えました。
記録係はできることですが、これは生きていく上で弱みを強みに変えた例です。

プロジェクトの立ち上げを通して、やったことのないことをやって、新しい強みや関わり方を見つけられず、できることだけを全開でやってしまったのは、すごく悔しかったのです。

仕事と違って失敗してもいい場だったのに。

真剣な時間が大好き

StartupWeekendの3日間の真剣な時間は、しんどかったけど大好きな時間です。

ああこんな時間もっと過ごしたい。
何か、プロとして、人として、得意なことや自信が持てることを身につけて、スタートアップにジョインしたくなりました。毎日耐久レースやねんけど体力もつかなと思いつつ。

バイトでも働けるだけで幸せな身分の人間が何を言ってるのだ。
そういえば自信という課題もどっかにやってしまった。

この地元奈良に、StartupWeekendの場をつくってくださったオーガナイザーや審査員のみなさま、参加者のみなさま、何より私がジョインしたチームのみなさま!
おつかれさまでした、ありがとうございました。