フリーランスが考えられない
みんなフリーになればとすすめるけれど
会社を辞めたときや今後の話題を振ったときに、たまに言われるのが「フリーになれば?」といったことです。私は個人的にフリーランスが考えられません。
1年弱ぐらい、サイト更新の仕事を個人で請け負ったことがあるのですが、クライアントさんからどこにいてもひっきりなしに電話がかかってくるというのが苦痛でたまらなかったのです。
ただそういうトラウマだけで、考えられないと決めつけて良いのでしょうか。
その昔、憧れたのが「独立」
私もデザインスクールにいたとき(何年か前)に憧れてました。その当時クリエイターがフリーランスになる、または起業することを「独立」と言っていました。会社を一人で起こして頑張っていく、みたいなイメージで、そういう先輩方が集まる施設に出入りし背中を見つめていたことがありました。
今はそれがいつぞやのノマドワークブームもありまして「働き方」というカテゴリーのひとつの選択肢になっており、なんとなくそうした状況に違和感を覚えたりしています。
※フリーランスの方で、会社を起こす気概がないという方も、働き方の一つとして選択された方もいらっしゃるかと思いますし、それが間違いではありません。
あらためてなぜフリーランスが考えられないのか考えてみる
独立に憧れていた頃は、キャリアのステップアップのイメージが「どこぞのデザイン事務所で修行して独立」というイメージでいたところ、就職をして会社員のメリットを享受し、会社員としてのステップアップを知り「フリーは違うぞ」と思ったところもあります。
会社員のメリット(社会的信用とか、有給とか、保険とか)を享受したいからフリーランスが考えられないというのも、安直です。
フリーランスはいいぞ的なブログを調べたりしつつ、フリーランスになるには必要なことを出してみました。
- 営業・人脈作り
- 税金・経費の管理
- 日常生活とのバランス
- マネージメント力
- コミュニケーション能力
- セルフブランディング
- 自分の責任は自分で取る
…あれ、これ 会社員でも必要な力やで????
ん、ひとりではなんにもできない??
教えてほしい、あなたはなぜフリーランスに?
フリーランスと会社員で求められる能力は、求められることの配分は違うかもしれませんが、大きくは変わらないことがわかりました。
違うところは自分の力を社会でどういう風に使っていくかというところです。
- 組織の中で大きな力を出す一員となる
- 独立し、個人として志を持って社会とつながりできることを提供する
山田ズーニーさんのコラムを思い出しました。 っていうか多分パクリだ。
個人として社会とつながることで、自分の志が柱で、事業にまつわる責任はすべて自分にかかってくる。 だからこそ 「独立」というのではないのでしょうか。
結局のところ、独立し事業を起こし、社会とつながるための志がないから、私はフリーランスが考えられないと思ってしまうのです。
フリーランスになることを選択された方は教えてほしいです。あなたはなぜ事業を起こしたのでしょうか??