茶鏡のブログ

駆け出しのWebデザイナーが文句ばっかりぐちぐちぐちぐち言う日記です。

またStartupWeekendに参加した

はじめに

2019/9/5 追記をしました。

第2回 Startup Weekend 奈良に参加したときに、あるチームメンバーから「茶鏡さんは職人やね」と言われました。これは良いところでもあり、良くないところでもあります。コレが今回、仇になるというか、痛い目を見るとは。

第3回 StartupWeekend 奈良に参加した

イデアを出し合う真剣な時間が楽しいので、3日間でスタートアップの体験をする「StartupWeekend」にまた参加してきました。

StartupWeekend 奈良のサイト

私のピッチでチームができてしまった

最初にアイデアの1分ピッチを行います。「ピッチしたい人〜」とファシリテーターが声をかけてもぜんぜん手が上がらない。その後ポツポツと手が上がり、仕方なく私の「あったらいいな〜」という妄想を語ると、スベるどころか爆笑。 なんとチームができてしまいました。

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※ここからビジネスプランの話になりますが、みんなで考えたものですので、多少プランはぼやかして書いていますことを、お許し下さい。

乗らないスバリストと二人のプロフェッショナル

(F1ファンはチームにもう一人いるのでこういう書き方にしました。)

入り口に入った時点で自分の役割を選びます。私はおとなしくデザイナーを選びました。他の二人はハスラー(ビジネスモデルを考えるひと)です。「妄想を具現化してくれる」、ビジネスのプロフェッショナルがジョインしてくれました。しかし、言い出しっぺが私ということもあり、 やろうと思っていた「記録担当」から思いもよらない、「やりたいアイデアを出して引っ張る担当」をやることになりました…。

最初から、これは無理ゲーやん

私のアイデアは「おひとりさま専用BAR」です。一人でお酒を飲むことを通して、お客様に内省的な時間を提供し、スッキリほっこりしてもらいます。

いわゆる「コンセプトBAR」で、いうなればメイドカフェと勝負できる、世界に没頭できるくらいの価値を提供しなければなりません。 1日目の夜中、妄想を模造紙に書きなぐり、初期設定として持っていく。
とはいうものの、Startup Weekendは小さく初めてスケールアップできるビジネスプランが必要です。それが私には思い浮かばず、「これ無理じゃね、、、」と思ってしまいました。

メイドカフェめいどりーみんの会社は、ようできてるわーと。

ぶれまくる理想

2日目、私は妄想をどんどん膨らませることにし、他のメンバーはアンケート調査をとったりしてくれました。しかしメンバー、オーガナイザー(運営者)、いろんな方の意見を聞くと初期設定からどんどんブレていきます。

大切にしたいことは、初期設定で出ている。
しかしビジネスプランどころかコンセプトにも具体性がなくなりぼやけてくる。私に「コレは違う!」「いま考えるのコレじゃない!」と言える強さもなく。

コーチングで全員に言われたことが「お客さんは誰なの?」でした。

しかし顧客から考える時間はないということで、付加価値を考えることになります。そしてBARを開店させる予定のベッドタウン(ウチの地元…)へ、BARの実態を調査に赴きます。

BARでおもろいおじさん登場

アンケートでインタビューに応じてくれる方をお呼びして、地元で有名なBARに赴く。インタビュイーにインタビューどころか相談をしてしまい、あれやこれやと話していると、「おごるから混ぜて!」とおじさんが登場。席にお招きしていろいろな話を聞きつつ、プランを説明すると「個人的には行きたいけれど、ビジネスにならない」とバッサリ。

おじさんのお話は手痛かったけど、行きたいと言ってくれたのは希望でした。

すべて削ぎ落として、3日目

迷走の末、原点(初期設定)に戻り、また、「一人でも行けるおひとりさまバー」というシングルイシューにしようと決めました。

BARにひとりで行くかどうか、などのアンケートも取り、プレゼンはビジネスプランを考えてくれたメンバーにお願いしました。というか、資料のプランの骨子を知らない間に作ってくれていました。ということで、バーの名前やロゴ、チラシを急造します。

ここまできたら、もうBARの企画自体が私の手からほぼ離れていった感覚でした。

プレゼンで失敗して大泣きするし、モヤモヤするし

メンバーから最後に1分あげるから思いを語ってほしいと、最初の1分ピッチの内容をもとに原稿を作成しました。入念に練習をしたのにも関わらず、最後の方で時間が足りず、私は焦って超早口で喋っても間に合わず。また、ジャッジがお酒を飲まないということで、プランどころか思いがあんまり伝わらず。

結果はおいといて、プレゼンを台無しにしたのが恥ずかしいわ、最初から最後まで100%の力を出せなかったことが本当に悔しいわ、 辛くて、久しぶりに大泣きして、全チームの発表が終わったら帰る!と言い出す始末。F1スパがみたいもん、もう。

チームメンバーに最後までいなさいと止められ、懇親会の会場にはいたけれど涙は止まらず、外で別のメンバーとモヤモヤを話し、共有。私に付き合ってくれるメンバーへの申し訳無さとともに、モヤモヤを共有して立ち直るゲンキンさで、最後の方は懇親会の会場に参加しました。

アントレプレナー向いてない

こんなふうにメンバーをもやもやさせるのは、やりたいアイデアを出して引っ張る担当としては失格です。

SWのジャッジが見るポイントというのがあるので、そこに照準を合わす戦略は必要ですし、その部分はものすごく助けてもらいました。それでも、飲食店では「コト」を売らないと勝てないので、「コト」に照準を合わしてもっと突き詰めて行ったら良かったのかなって。

たぶんジャッジに何を伝えるかとか、プランをどう建てたいかとか、おそらくメンバーそれぞれ考え方が違うかったので、頼るよりは巻き込んで引っ張りまくる勢いですすめないと強いものはできなかったんじゃないのかって。

前回はビビって記録係をやってしまった。今回もビビって自分のプランを知らん間に手放してしまった。

謝辞

この地元奈良に、StartupWeekendの場をつくってくださったオーガナイザーや審査員のみなさま、参加者のみなさま、何より私のプランに乗っかってくれたチームのみなさま!おつかれさまでした、ありがとうございました。

2019/9/5 追記

このブログの続き(さらに考えたこと)を、ほぼほぼ毎日つけているnote日報に書きました。2つの記事があります。もしよろしければこちらもお読み下さい。