Webデザインのゴールは、サイトを通じてコミュニケーションしたいことを理解する
私はWebデザインが苦手です。
デザイナーの仕事をちょっとしかしていないからもありますが、HTML・CSSの特性や制約、実装のことから、なんかこうやって作ったら今っぽいとか、いろいろと余計なことを考えてしまうからです。
でも苦手なのってWebだからなんでしょうか。
お友達のサイトを作るときに、デザインのキーワードとして数ワードいただきました。そこから、イメージマップ(イメージボードともいう)を勝手に作って、作ってみても、何か足りない何か足りないでも何が足りないのかわからない状態に…
6割ぐらいで出したデザインはボツに…
ボツになったとき「この前出したキーワードはこういうことだったんだよ!」と教えてもらったり、好きなものなどいろいろなヒントを出してもらいました。
デザインに対する対話 、もっと言えば、クライアントがサイトを通じてコミュニケーションしたいことを理解する ことが抜けていました。
書いたかもしれませんが、私のデザインの原体験は「誰かが表現したものの魅力を表現すること」です。
10代で学生のときの体験です。仲間が作ったものを面白く見せることで喜んでもらえたり、読者の手に渡るきっかけになったり…。
今回はポートフォリオサイトなので、まさに、まさにそういうことが、大事なのです。あくまで主役は作品たちだったり、お友達の表現している世界観だったりするのです。
Webだから、とか関係なく。
引き出し、開け直しました。
- トレンド?だからどうした?
- 自分だけのイメージに引っ張られていないか?
- 聞いたリクエストがすべてじゃないだろう?
- 主役はコンテンツやで?
- 機能や見やすさを損なっていない?
- このサイト誰が見るの?
- このサイトはなんのためのサイト?
コミュニケーションしたいこと=デザインのゴールです。
(コミュニケーションという言葉が、ちょっと広義になりますが…)
もちろん、お仕事でのデザインは、たとえば対話の機会など簡単に持てやしないとか、こんな簡単な話では行かない部分がたくさんあります。
Web制作のプロセス自体もですが、デザインのプロセスだけをとっても、イメージを共有したり、小さく作って見せたりして、細かくゴールを一緒に確認していく作業を通して、チーム内やクライアントとの対話の機会にはならないでしょうか。