茶鏡のブログ

HTMLコーダーが文句ばっかりぐちぐちぐちぐち言う日記です。

琵琶湖ぶらり

そりゃちょっと行くの迷ってたのは認めるけれど、鶴橋のJR乗り換え改札をくぐるのをミスし、環状線を270度まわるのは痛すぎる。大阪出る前に珍道中とかいらん…。

そもそも、思いつき旅。理由は、海が無理なら湖、あるやん。
背中を押したのは、朝方コンビニで見かけた旅雑誌です。巻頭には、津田直さんの写真。津田さんの写真は、近景でも遠くを見ているようで、きっと被写体の向こう側のずっーーと遠いところに、彼にしか見えないものがあって、その存在がわかるようなところがすごく好きです。

正午に長浜駅に着くなり、街に向かう人々を背に、長浜城が見下ろすきれいに計画された公園を抜け、琵琶湖に向かいます。湖のそばは、緑の芝生です。水質が違うので当たり前ですが色が違います。どこからが空かわからなくて、湖面が空の色と混ざり合っています。そしてこれも当たり前ですが、山。

視線の先が無限遠ではなくて、つまらんかも…と思いきや、ゆっくり湖畔を散歩したり、大枚はたいて(往復2,980円)乗った観光船から見た、だんだんと霞んでいるまわりの街と山々。あの山はどのへんにあるんやろと適当な空想しているうちに、見えるけど手の届かないような距離感に惹かれていきます。
いままで、なぜ津田さんの写真が好きだったのか、説明できなかったのですが、琵琶湖に訪れてハッキリわかりました。

旅に求めるものは、「たそがれ」。
めがね」という映画の言葉を借りています。南の島で大の大人が集い、海を見つめてなにかするでもない、豊かな時を淡々と過ごすというこの映画、理想。たそがれがあれば、あと行きたいところ2、3個決めとけばオッケーです。視界の狭い都会で暮らすようになり「遠くを見たい」という願望がいっそう強くなりました。下調べをして、いろんな所をまわるという旅の方が有意義そうですが、そういう旅は誰かとするほうが楽しいはずです。

パワースポット(笑)・竹生島から戻り、町屋造りと大正時代のモダン建築が共生する長浜の街をふらふら歩き、行きたかったギャラリー季の雲から、道中であまりにもお腹がへりすぎて買ったせんべい食べながら戻ると夕暮れ。もらった地図に夕陽が絶景、と書いてあったのを思い出して、パーーっと長浜城に走る走る。太陽すぐ沈むし!たそがれのためなら、なんでもするんかい。

この日の18時半の琵琶湖の色は、夕陽と水と雲の色がグラデーション。太陽が、にわか雨を降らせた厚い雲にスポンと入り込むところを、ギリギリ押さえ、思いつきの旅が締まりました。

今回、普段以上に自分の価値観によった内容になったかも…。長浜の街やギャラリーの話とか、せんべい屋さんのおっちゃん、フモフモ犬や右寄り標語とか細かい話も、またそのうち。

こちらで、すこしですが、長浜で撮った写真が見られますので、よろしければ。