茶鏡のブログ

駆け出しのWebデザイナーが文句ばっかりぐちぐちぐちぐち言う日記です。

似顔絵描きで絵のトレーニング

7月に個展をやらせていただいたあたりから、「似顔絵」を描かせていただく取り組みをやっています。
絵のトレーニングとしてはなかなか効果があるなと感じており。

以前は自信がなく描けないことにしていた「デザイン仕事で使えるイラスト」もなんとなく描けるようになりました。

こういう人におすすめです。

え…私左向きの顔で棒立ちの人しか描けないし…
デッサンとか、無理

題材は描き慣れている人物ですし、静物デッサンほど面倒くさくありません。
ですが、実在の人物の写真を見て描くので、画力に関わらず、「ものを見る力」は上達します。

コツとしては、下に詳しく描きますが、

  • なるべく短い時間で描く
  • 特徴一本に集中する
  • 楽しく!遊び感覚でパフォーマンスにしよう

私の描く似顔絵はだいたいこんな感じです。下手だよ。

Twitter上の「フォロワーさんの推しが描きたい」という企画に何度か乗っからせていただいており、フォロワーさんにお題を出してもらい遊んでもらっています。2次元のキャラクターもいますが、実在の人物で、知らない方をお題に出してもらうので良い特訓になります。

個展では「3秒似顔絵」という企画をやっていました。3秒と言っても実際は1〜2分ほどかかるのですが、3秒で描く勢いで似顔絵を描きます。

似顔絵は似ていなかったら喜ばれないので「失敗したらどうしよう」てなるわけですが、上達のコツは「なるべく短い時間で描く」ことです。
経験則ですが、長い時間をかけるとめちゃくちゃ悩んでしまって、泥沼にハマります。(フォロワーさんの推し企画がわりとそうです。)

漫画家の和田ラヂヲ先生のラジオに相談のお便りを出したところ「特徴一点に集中する」とのアドバイスを頂きましたがまさにこれです。

描いていくとわかるのが、べっぴんとかイケメンで、若い人ほど難しい ということ。シワとか少ないし、特に女性はメイクや髪型でだいぶ印象が変わるので捉えにくいのです。なのでお題を出していただくときに「わ〜べっぴんきたどないしよ!」ってなります(笑

あと、そっくりそのまま描く、つまり模写するのもよいのですが、短い時間で描く・自分の味を出すのならば、デフォルメ・簡略化をする必要があります。それこそ、特徴一本に集中してどこを間引くかということを考えて描きます。それこそ持ち前のタッチがあると強いのですが、コレは描いて身につけるしかないです。もし、対面で似顔絵を描くときは、あれやこれや言われると思いますが、最初は無視しましょう。(3秒似顔絵のときは、1ランク高い値段設定を作ってそれにしてもらっていました)

プロの絵描きさんを参考にするのもありかもしれません。私は江口寿史先生の似顔絵が好きです。女性はもちろん男性もいい。

あとはやっぱり楽しく!が一番です。
似顔絵はパフォーマンスになります。 私はイベントの入り口に入るなりで「描いて!」と言われて失敗しえらいことになりました(汗)が、そのくらい期待値が高いのです。
いきなりお金をいただくとかではなく、まずはTwitterなどを使って遊び感覚でやりましょう。SNSアイコン描かせてもらうのもいいかもしれない〜。だれか描かせてくれへんかな〜。