Techアレルギーになってしまったデザイナーが、勉強するモチベーションを生み出せる?
ちゃんと勉強してる?
質問箱でこういう質問をもらいました。
あ、鋭い質問。
— 茶鏡あや (@skgm26) 2019年8月10日
勉強はできておりません。正直、いま何から手をつければいいのかわからず。
勉強会にも、当分参加できなさそうです。
※毎日の様子は日報をご覧ください。 #peing #質問箱 https://t.co/HyJqUGKAtR
正直に答えてみたものの、これはよくないなあと、う~んと考えてしまいました。ので、考えてみたことをブログに認めます。質問をくださった方、ありがとうございます。
Techアレルギーになった私の話
たぶん、例の質問は「Tech系の勉強」のことを指してるのかな?と思いました。
もともとWeb構築:HTMLのコーディングは不得意です。それだけでなく、幾度の転職で自信をなくしWebに対する興味が萎えに萎えてしまい、情報収集をしなくなり今やすっかり情弱になってしまいました。Techの話でもわからんなりに見てたのに、もう眼がシャットアウトしてしまう。技術書を買ってはみても積んでしまう。
でも今は、フリーランスなんだから、他の誰かがやってくれるわけではない。技術の引き出しを持っていれば提案の幅も広がる。たとえほんの少しでも勉強はいいことずくめなのである。
そういえばこういう言い訳がましい記事も書いていたのだった。
デザイナーは、何を勉強するべき?
できない、やらない理由はいっぱい出てきますので考えるのはやめます。けれど「何から手をつけていいのかわからない」は言い訳としても良くないです。
ちょっと考えて、出してみてもこれだけあります。あんまり多いとややこしくなるのでやめますが。
- 良いデザインをたくさん見たり、なぜよく使われているのか(トレンド)を調べる
- 制作手法の効率化や新機能を知る
- 気になるサイトがあれば、実装法を調べる
- 知らない言葉は意味を理解する
- デザイナーの話を聞く(Podcast、ブログ、などなど)
- 誰かのマネをする
Tech系であれば、〇〇という名前の技術をベースに勉強されることが多く、小さく作ってどんどん極めて行かれる方が多いように見受けます。現に「〇〇って勉強しなきゃいけないのかな…」ってなったりしますが、特段手段を目的にしなくていいのです。
手を動かす時間を作ろう
熱量は人によって違うかもしれませんが、別に作るの嫌いじゃないですよね。デザイナーだったら。(そうでない人も、いるかもしれないけど
一番良いのは「こういうもの(サイト)を作りたい」と目標を立てて取り組むことです。
それは見積もりを立てるときだったり制作をするときだったりするかもしれません。
重要なのは「あまり壮大な目標を建てない」ことです。途中で仕事や予定が入ったり、折れてしまいやすいです。ちっちゃいゴールでよいのです。手法ベースで「これやってみよう」というものがあれば、それを取り入れるのも全然ありなのです。
ただし、これよくやってしまうのですが、その場しのぎでコピペするだけはすぐ忘れます。 咀嚼して自分のノウハウにしたいところ、それも勉強の一つですね。
憧れる、悔しむ、ライバル心、追いつきたいと願う
憧れのデザイナーがいたら尊敬する、自分より若いデザイナーですごいやつがいたら悔しい。知り合いのデザイナーはめっちゃ仕事取ってる。気持ちの面を鼓舞するにはこういう存在、いたらいいです。
だけれども、大事なのはただ憧れてぽーっとなったり、悔しがって落ち込むだけでなく、「〇〇さんはこうしてるけど、自分ならこうする!」ふうに転換するといいです。この人達は、絶対の正解ではないのです。
自分のちからが育ってきたらリスペクトできるようになるはずです。
自制心で時間を作り、生活のリズムにする
暇なときはいくらでも廃人みたいな生活がおくれてしまいます。
私の話ですが、精神カウンセリングで、何時から何時まで何をしたか記録するように!と言われました。これは生活のリズムを作るためなのです。なかなか難しいです。
忙しくなると余計に仕事で手一杯になったりしますが、毎日何時から何時までと決めるコースでも良いし、「この日は予定がないから勉強やりまくるぞー」でも、自分のやりやすい方法でいいです。
やると決めたら集中!
あまりこういうことは言いたくないですが、自制心を保つには気合が必要なのです。リズムができたらこっちのもんだと思います。
自分の領域を決められるようになる
勉強の目的として、これは必須やなと思うのが「自分の領域を決める」ことです。限界値を知る、という言い方もできます。「PHPはやらない、無理!」といったことです。
知識がないと、自分の得意苦手、できるできないがわからなくなります。それによって、無理やりやる・またはできないで、お客様をがっかりさせたり、できてしまったばっかりに異様に期待値上がるとかそんなことにはなりません。
これはTechアレルギーにとっては必要なことだと思います。どこからひとに頼ればいいかわかるからです。
モチベーションはわくのか
メリットと言うか、なんのために勉強するかを考えたら、勉強もいいぞと思えてきました。
生活のリズムをつくるとか忙しい方には難しいこともありますが、明日からやってみようということも見つけられました。でもアレルギーなので、少しずつ実践したいと思います。実際のアレルギーでも少しずつ採っていって免疫を増やすのですから。