失敗談:イラストの依頼で相手の要求と自分が出すものをいかに合わせるか
はじめに
イラストを描いて欲しい、という依頼で失敗した話を書きます。プロのイラストレーター(デザイナー)なら当たり前やん、と言った話ですが、軽い気持ちで受けて、アウトプットしてしまったが故に認識のズレが発生してしまいました。
私はデザイン業のほかに画業もやっているので、その辺りを踏まえていただけるといい感じです。めんどくさがりは最後のまとめの章だけでいいと思います。
好きなように描け、ゼッタイ、ダメ
最初「好きなように描いてもいい」と言われてたので、\\\よーし好きなのを描くぞー٩( 'ω' )و ////と、クライアントに「○○を描きます」と軽く伝えたところ「いや、そうじゃないねん」と。???となったので軽い打ち合わせをし、iPadでザクッと描いてこんな感じで、と決めました。
茶鏡さんらしくない……?
紆余曲折を経てイラレで仕上げて提出すると「茶鏡さんらしくない」という返事が。「は!?打ち合わせ通り描いたやん、これはイベントを表現するものであって私を出すものじゃないし…」と頭が真っ白になりました。
どうもクライアントは私が画業で描いている抽象画を想像していたようで、私とクライアントの間で、そもそも認識がずれていたということに、一個ずつやりとりを思い出して気づきました。
結局、イラレの絵に過去に描いたドローイングを加工したものを合わせることで決着。
ここが失敗
- 好きなように描け、ということばを鵜呑みにした。
- 打ち合わせで肝心のタッチ・テイストをどうするか確認してない。
結構致命的なミスをしているので大変お恥ずかしいのですが、認識の擦り合わせはコミュニケーションですので、ベテランの方でも難しいと感じる時があるのではないでしょうか。(ない???)
とくに、イラストとなると、絵で的確に表現することはもちろんですが、デザイン以上に作り手の「個性」が求められるケースがあるのだなという学びを得ました。
という事は、私はデザイン業と画業を分けて考えて活動しているので、相手にとっての私って何者(何を作っている人)だと思っているのだろうということを確認したほうがいいですね……ほら、レースクイーンの下手なイラスト描いてる人だと思っている人もいるし〜。