茶鏡のブログ

駆け出しのWebデザイナーが文句ばっかりぐちぐちぐちぐち言う日記です。

やりたいことで話をしろ

社長から口酸っぱく言われていること

社長の意図とあってるかわかりませんが、私の理解でレポートしてみます。

「海賊王に俺はなる」 という有名なセリフがありますが、海賊王になりたいということはつまり 「やりたいこと」 です。すごく極端に言えば海賊王になるために、冒険をして、あれやこれややってはるのです。ワンピース知らないんですが。

私の考え方の癖なのでしょうが、(私はコーダーなので)HTMLのコーディングなりCMSへの組み込みをやっていると、気づけば 「手段」 の方に気が行くようになってしまい、これがやりたいからこれをする、ということを忘れてしまいます。手段が点になっていて線になっていないというか。

実際、私がやらかしたことを見てみましょう。

実際やらかした、コミュニケーションエラー

実装について、知識のある人に質問をするというケースです。私は相手より知識がないという前提でお読みください。

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私はずっと、「やりたいことを達成したいので」ということを抜かして、「これをやるにはどうすればいいですか?」とばかり質問をしていました。とうぜん、相手からは 「できるorできない」 という答えしか得ることが出来ません。

ところがこのように質問をすればどうでしょうか。

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「やりたいこと」を達成するために「▲▲」という 解を引き出す ことできました。先の質問の仕方だと、「▲▲」という解を出せないか、出すまでに時間がかかってしまうかもしれません。これは時間のロスになってしまいます。

これも社長から言われている 「わからんことがあったら知識のある人に聞け」 というのは、やりたいことを達成するために解を引き出す ことなのです。

コードひとつにも目的がある

すぐ手段に気を取られて、やりたいことを忘れてしまうのは、サイト制作ならば、実装や制作作業の一つ一つに気を取られて全体が見えなくなるからです。サイトを通してやりたいこと(細かく分解すると、誰が運用するのか、どんな背景で作るのか)などを念頭に置いて制作します。

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サイトを通してやりたいことを踏まえながら、「このコードは何のために必要なのか」「やりたいことはなにか」を、ひとつひとつの目的を持って実装する、という意識が必要なのです。

ワイヤーフレーム、デザイン、コード、それぞれのひとつひとつのパーツに目的があって、最終の成果物の目的=サイトを通してやりたいことを実現していきます。

やりたいことを共有すると一発で通じるようになる

やりたいことをバーンとぶつけることがベストかどうかはわかりませんが、 共有すること はできます。

Web制作から離れますが、駅の売り場で定期券が買えないからと言ってぼやっと「企画チケットは買えますか…」と聞いたら「??」と返され、「週末3日間乗り放題切符がほしいんですけど」と言えば一発で通じました。

コミュニケーションにおいて、やりたいこと=目的の共有は大切なことです。

ただし制作の最中で、例えば実装方法がわからなくなってガーッとなったら、目的を忘れます。(忘れたらダメなのですが…)もし忘れたりしてよくわからなくなってしまったら、関係者と再共有し、軌道修正(やりたいことに立ち戻ること)が必要になります。これがブレイクスルーになることだってあります。

また誰か臨時のメンバーや外部の人に質問やお願いをするときに、手段だけ話しても「よくわからん」となってしまいます。私がやらかしたコミュニケーションエラーと同じことです。目的を共有すれば、自分だけでは考えつかない・目的達成に近い解を出してもらえます。

「シンプルに、やりたいことでコミュニケーションする」と通じあう。

と言った感じで書きましたが、まだまだ実践できてないところもあるのですが、 ということを学んだ、というお話でございました。