紙媒体の制作会社からWeb専業の制作会社に転職したら通用しなかった件
過去は水に流して、1から勉強してます
まだ転職して1ヶ月ほどなのでこんなことをいうのはなんなのですが、「このままでは仕事を任せられない」と言われている以上、毎日クビを覚悟で働いています。
たとえば、これまでデザイン絶対主義で、幅を決め打ちしたりposition:absoluteを駆使したりとかして、いかにカンプ原稿に近づけるか、というコーディングをしていたら「柔軟性が全くない!」と言われてしまいました。おっしゃるとおりです…。
ということで、WebやWordPressを1から勉強しています。
ただでさえ、会社の文化について行くのも大変なのに、制作でもこれまでやってきたことを水に流して、新しいことを受け入れなければならないのは、つらい。
「オレ流」の理解だけでいくのはよくない
そもそもWebの世界に正解はないと思っているのですが、原理原則はあります。
私はWeb系ではないデザイン会社のアルバイトで、いつの間にかWebの担当になっていたので知識が「オレ流」でした。前職に転職するときもかなり迷いました。それでも「オレ流でいくか!」と飛び込んだのです…。
今の会社で学んだことの一つに「そこらへんのブログに書いてあることはたいしてあてにならない」ことがあります。そこには様々な書き手の「オレ流」があって、記事のクオリティを判断するのはなかなか難しいです。
そうしたブログを必死に調べて、自分なりに理解して噛み砕いて、自分の言葉に翻訳して説明することはできても、「わかる人を論破できる・正解!と言わせるくらい、きちんと説明できなければ理解したことにならない。」それはチームの認識をキチンと共有する作業でもあります。
だからこそ、原理原則を勉強するのです。WordPressだったらCodexを読むとか。
最初のキャリアに紙媒体の会社はオススメしない
Webの部隊がある・頼れるパートナーがいる、ようなところは別で、正確には「Webを理解していない人たちばかりの環境で戦わされる」ところです。
教えてもらおう、相談したいというよりか、ダメ出しをしてくれる人がいません。
Webに関する全責任が自分に問われます。だからこそ必死に勉強しますが、自分のレベルがそのまま会社のレベルになってしまう可能性があります。
わからない、わからない、のままずーっと手探りで進んでいって、ハッタリかまして炎上させたこともあります。なにより「作って終わり」「まずビジュアルから」の感覚が強いのでそのあたりもつらいです。
これは経験者が転職する場合でも言えることですが、紙中心のところに行くときは、面接の際に制作の体制や使用技術をしっかり確認してください。
外の世界を見たり、アウトプットしよう
これは自戒も含まれています。
たまには勉強会やコミュニティに行きましょう。Webの仲間を見つけられると、相談したり議論交わしたりできるのでいいです。
ただ、私はその方面で人間関係を構築することがあまりできていませんので偉そうなことは言えませんが…。言い訳するとオレ流の人間は共通言語がないので難しいというかなんというかごにょごにょ…。
だからこそというのか、ブログなどで定期的にアウトプットすることがオススメです。自分で勉強したことはもちろん、意外と仕事での働き方についてとかでも、興味をもってもらえそうです。
なぜ採用されたかに、戻る
スキルがないのは面接でもありのまま説明したつもりです。それでも採用されて、試用期間も終わりました。なぜ採用されたかはわりと明確で、課題解決に対する考え方(マインド?)や人柄?を買っていただいたのです。
行き詰まったら、そこに戻ります。
ということで、クビになるまでがんばります。