茶鏡のブログ

駆け出しのWebデザイナーが文句ばっかりぐちぐちぐちぐち言う日記です。

自分の足で歩く

30代は、耳が痛い

はてなブログSK-IIのタイアップのお題に乗っかり、私にとっての「選択」と「年齢」について考えてみることにします。いま話題?のSK-IIの動画を知らない人はこの記事の一番下に載ってるよ!

紫原明子さんのこのテーマの記事を読んで、思ったことをツイートしたらいいねをもらいました。

年齢ってなんだろう。不自由な子どもから、自由な大人に生まれ直す時 - 手の中で膨らむ

私は30代ですが、妹が「30歳までに結婚する!」と宣言して本当に結婚してしまったりとかの外部要因や、童顔で若く見えるせいで、いつまでも若くないということが受け入れられないなど、もうはっきり言って年齢のことを聞かれると耳が痛いです。

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発達障害と子どものときのこと

私は広汎性発達障害です。

宣告され診断を受けたのは20代の中頃ですが、小学校では授業中いきなり飛び出すわ周りに駄々をこねるなど問題行動を起こし障害児学級に送られ、多分中学で勉強を頑張らなければ、進路は高専ではなく養護学校だったと思います。ジェンダーを気にするのも遅かったし、同年代の子どもより幼い子どもでした。そして高専でも学生生活で詰んでしまい退学し、フリーターになります。

年齢よりも、いかに健常者に近づくか

バイトをしつつ、手に職をつけて(グラフィックデザイン)就職することを目指す中で、「絶対に障害者とは言わせない」と根性だけで、あくせく働き勉強し作品を作っていました。診断を受けてからはいかに障害と付き合うかに意識を向けるようにしていますが、健常者に近づきたいという気持ちは今も変わっていません。

20代は、はやく就職したいという気持ちでいっぱいでした。デザインを目指したこだわりが回り道のもとだったかもしれませんが、事務職なんか倍率高すぎてハナから無理だし。

紆余曲折を経て、グラフィックデザインからWebに転向し、29歳で広告デザイン事務所に就職します。
そこで、約4年間働き、私は会社を辞めることを選択します。

年齢を気にし、なりたい自分の理想が高くなる

会社を辞めた直接の原因は、キャリアパスが自分と会社の意向と違っていたことですが、その時、「三十うん歳で転職ってギリギリ(っていうかもうあかんくない?)やな」と初めて年齢を気にするようになります。

そして、恋愛や結婚など自分には関係がないと思っていたのに、パートナーがほしいと願ってしまいます。それこそ、30歳を過ぎてから考えるなんて、健常者であったとしてもどうかしてるんじゃないかと。今はまだないですがが子どもが欲しいとなったらどうするねんと。

20代のときは就職で満足していたのに、まだ満足しない。いつの間にか理想が高くなっています。

本来、理想を高く持つことは、良いことであるはずが、周りと比べたりして、ここで自分が30歳を過ぎていることに、焦りと不安を感じるようになり、卑屈になってしまいます。

三十うん歳で、ようやく自分の足で歩く

技術よりもマインド(ないしょだよーん)や人柄を買ってくださった会社に転職を決めます。
入って1週間経ちますが、自分の経験が活かすと言っても、会社が違えば働き方から仕事の進め方から何から違うわけで、私の足元は、ガッタガタです。もうやばいとしか言いようがないです。

ここで自分に対して問いを立てます。
どうして転職したかった? どうしてパートナーがほしい?
周りの人?健常者でも障害者でもさまざまな生き方や価値観があるよ。なのに卑屈になる必要がある?

足元ガッタガタの比喩を用いたように、
私は自分で選択して、自分の足で歩いて(手足には障害というおもり付き)、人生を送りたいんだと。

「選択」→「経験という結果」とは、自分の足の筋肉

自分のひとつひとつの「選択」が人生を変えていっていることに、早くから気づいている人は強いです。
もしかして、みんなそこに気づくのが30歳前くらいで、自分の足で歩けているか否かの差もそのぐらいの歳で表面に出てくるんじゃないのかなと思います。だからこそ、不安になる。男でも、女でも。

自分の足で歩くということは、自分の「選択」→その「結果としての経験」が筋肉になっている。筋肉がなかったり使い方を間違っていると歩けないということ。反対に適切に活かし使ってあげれば、どんどん歩けます。

自分で「選択」したはずの経験を、心の中の箱にしまいっぱなしにして単なる思い出にしてはいないですか。
自分でしたはずの「選択」を、なかったコトにして忘れて過ごしてはいないですか。

自分の「選択」→「その結果としての経験」が筋肉として活かして、自分の足で歩くことができれば、加齢による体力などの衰えがやってきたとしても、自分らしい人生を送ることができると信じたいです。それであれば障害というおもりがあっても負けないから。

読んでおきたい書

私は野村克也さんを尊敬しているのでできるだけはやいうちにこれを読んどきたいです。なぜノムさんを尊敬しているのかは今度お話します。

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特別お題「『選択』と『年齢』」

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