「アスリート展」に行ってきました。
行ってきた
東京の21_21で開催中の「アスリート展」に行ってまいりました。 写真がほぼないとは何たるスカタンな…!と拙い文章を中心にお伝えするのですが、ネタバレを多少含みますので、これから行こうという方はご注意ください。
無意識=自分の最も身近な他人
なんてドライでかつ切実な言葉なのでしょう。
これしか言葉が出ません。
この展示のみそは「スポーツ」ではなく、体を極限まで鍛え抜き高い目標に挑む「アスリート」とよばれる人間を理解するというものです。
スポーツを取り巻く作品もありましたが、焦点は「アスリートの体」に置かれており、アスリートの身体や動き、反応に触れることで、自分の身体の声をも聞くきっかけにもなります。
アスリートの動きと自分の動きを比べる
例えば、力士が四股を踏む動作などを影絵の前でモノマネをしてみて、どのくらいアスリートに近い動きができているかを図ってみる。これがやってみると難しい。
例えば、剣道の面を決められる瞬間に反応できるか?というもの。反応できたかどうかということよりも、視線の動きについて、自分とアスリートの違いにほー!となったり。
走りを間近で感じる!
驚いた展示の一つです。
映像の写真はやや生々しい色味になっておりますが、白い人間が何人も駆け抜けていく映像を四方の壁に投影されたものです。
部屋の中央に置かれているのは背面跳びのオブジェ。
マラソンの速さ、100メートル走の速さ、走り幅跳びの速さ、新体操の速さ…アスリートが駆ける速さや動きを間近で見られることがありますでしょうか。微細な動きも白い人間だからより明瞭に映し出され、感じ取ることができます。
熱かった
アスリートの「なんか違う」という言葉だけで表現される違和感に耳を傾け調整を重ね、身体の一部分となることを追求する、義足や道具を作るエンジニアさんの話。
写真には写っておりませんが、サッカードイツ代表チームとSAPが制作した各選手の動きをすべてデータ化し網羅したもの。
疲れていなかったらずっと見ていたい聞いていたいものでした!
みなさんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。私ももう一度行きたいです。