コミュ障がCoderDojoのメンターに挑戦してみた
まずCoderDojoとはなんぞやかといいますと、子どものための「プログラミング道場」です!
Dojoにやってくる子どもたちは「ニンジャ」、ニンジャをサポートする大人は「メンター」といいます。
アウトライン
この記事はCoderDojo Advent Calendar 2016の18日目の記事です。
17日目はKenichi Wakabayashiさんが書きました。
私は今年の11月より地元のDojoでメンターとして参加しております。12月で2回目です!
ちなみにプログラミングはあまりできません。
この記事では コミュ障 の私がDojoのメンターに挑戦してみたきっかけや気づいたことを書きます。参加をためらっている方への一助になれば良いです。
あれです、コミュ障だって、CoderDojoに(何らかの形で)貢献したいんですよー!
子どもの頃ゲームプログラマーを夢見た身からしたら、どんなに素敵な活動か。
どのくらいコミュ障か
コミュ障と言ってもいろいろな方がおられますので私の例。もう帰れ言われそうなスペックですw
- 勉強会の懇親会では必ず一人端っこの方で飲んでいる
- 緊張しい、頭の回転遅い、すぐテンパる
- 相手に怒られたり話が理解できないと、言葉が出なくなる。
- 子ども、ちょっと苦手(どんなふうに接したらいいのかわからない)
「ニンジャやその保護者の方を不安な気持ちにさせてしまうんじゃないか」とメンターとして参加するにはためらいがありました。
きっかけはDojoCon Japan
CoderDojoって、お知り合いが活動に参加されていたり、すすめられたりもして、活動内容は素敵だけど、私でもできるのか、楽しめるのかなと知るためDojoCon Japan 2016へ。
ある講演で教えてもらったのは、子どもたちがDojoで試行錯誤してやりたいことを解決していくうちにアイデアが広がって、学びとなる。興味関心が進んでいくことを助けるのが指導者であるということです。
そしてニンジャ体験もしてきましたー!
みんなでデモを見ながら、初めてのニンジャ向けの「猫逃げ」ゲームを作りましたが、小難しい。こうすればいいのか〜!みたいな発見が気持ちがいい。これを子どもたちと分かち合えたら楽しそう。
先生になることは無理でも、一緒に考えたり分かち合うことはできるかもしれない。
ワクワクして、相談ブースへ「メンターになりたい」と相談しにいきました!
たいせつにしたいことは、一緒に楽しむこと
2回のDojo参加で、まあガッチガチに緊張しすぎてそれがニンジャに伝わるわとか、コントロールしはじめるわとかありまして、前途多難の中ですが、あくまで、コミュ障がDojoに参加するにあたって、私が考えるファーストステップです。
ニンジャの自由を尊重する
Dojoは本来「作りたいものを自由に作る」ところです。
ニンジャたちへ「猫逃げ」のデモをやっていても、全然違うことやってるニンジャっているんですよね。
メンターとしては、それっていいのかな、とか、でもコントロールするのもよくないなとすごく困っていたところ、「ニンジャの自由にやらせて良い」 と言ってもらえて気持ちが変わりました。
そこからはニンジャが楽しそうに作っているものを「すごいな〜おもしろいな〜」とか言いながら、じょじょに自分から笑顔が出てきました。
そう、笑顔大事なんです!
無理に作るんじゃなくて、楽しいアイデアを面白がることです。
自分も作品を作る
「猫逃げ」を何度か(大人向けScratch教室にも行った)体験し、やっぱりScratchの勉強もしないよりはやっとくほうがいいなと思い、小作品をScratchで作りました。
コミュニケーションに自信がなかったら、Scratchで自信を持つ、とか、作りたいものを作る考え方やたのしさとか、ニンジャの気持ちに触れてみるのがいいです。「私もここわからへんかったわ〜」とか言えたらいいなぁ。
dojoはこわくない。
これはDojoCon Japanで相談したときに教えていただいたことですが、 「大人だってわからん・失敗してもいい」 ということです。この言葉はものすごく勇気をもらえました。
Dojoは、自由な創作について、トライアンドエラーをしていくことで交流していく場なのだー!と捉えています。
怖くないと言いながらも、多分これからも特にコミュニケーションの面では失敗するかもしれません。戸惑うこともいっぱいありますが、先輩メンターさんに教えてもらいつつ、ニンジャたちとお近づきになれるように精進してまいります。
いろんなDojoがありますので、地元のDojoの話かもしれませんが、和やかで居心地のいい空間でした。上記のたいせつにしたいことをこころがけていれば、この居心地の良さをぶち壊しにしないですむと思います。
以上です! コミュニケーションに自信がなくても、興味を持ったら、まずはチャンピオンの方に相談されてはいかがでしょう。