会社「ディレクターになりなさい」
こちらは、会社員 Advent Calendar 2015の21日目です。昨年に引き続き、参加させていただきました。
私の仕事
広告の企画制作のデザイン事務所でなんちゃってWebデザイナーをしています。
社員約10人のうち、唯一Webデザイナーの肩書を与えられていますが、デザインはほぼしておらずコーディングをしております。ワイヤーフレーム描いたり見積もりも作ります。昨年から一定期間いたもう1名のWebデザイナーが退職されたため、再びぼっちです。
前職もコーダーで、グラフィック中心のデザイン事務所でバイトしていたら紆余曲折を経てコーダーになっていました。
最初に申し上げますが、あまりポジティブな話ではありませんが、今年の振り返りをしたいと思います。
会社員には、まず会社から求められることがある。
ってものすごく当たり前の話ですが。
最もビビったこと
タイトルにもあるのですが「技術とかは外注していく体制にするからディレクターを目指しなさい」と社長に言われたことです。
私の会社は企画制作の会社であると考えれば、自然な話かもしれません。私はどちらかと言うと没頭して自分の世界に入って黙々とやる方が好きで、自分と会社の方向性が合わないってこういうことなのだなと…。
今の状況
入社時はWebの案件が少なく、求められることも少ないので、ぼっちでもなんとかなってたのが、ここ最近は、コンペでハッタリかましたりで、企業や学校サイトなど大きな案件が入るようになりました。
調べてもわからないことだらけの中、手探りでサイト制作をし、Webの事業を軌道に乗せる、という目標に向かい、なんというかタフな日々を送っています。
その中で何ができるのかをジタバタしつつも、今はただひたすらコーディングし、Webデザインも含めあれもこれも勉強せなあかんけどどこから手をつければ……正直、目の前真っ暗っす。はい。
今年は「協働」の年でした
今年大きな案件が入ったため、Webのパートナー会社さんと後述するディレクターと協働で取り組んでいました。
体制が変わる
今年から、Webをこれから勉強するディレクターと制作(コーディングなど技術面)担当の私、という体制に変わりました。
お客様との折衝や見積もりなどの仕事は減り、相談できるようになりましたが、技術的な問題解決や実現可能かどうか、なにを使うかなどの判断を自分でし、ディレクター(→お客様)に伝わるように話したりしなければなりません。そして自分の首を絞めることに……。
ぼっち制作者の魅力と甘さ
ぼっちの魅力のひとつは「好き勝手に開発環境を変えられる」ことです。例えばGitもSassも勝手に導入しましたし。コレが仇となり、パートナーさんにお願いするとなると、その方の事情なども考えず無理やり押し付けてしまってうまく行きませんでした。反省…。
仕様書は作ってよかった
お客様から仕様書を求められ一時騒動になり、よくわからんなりに作っていましたが、結果的には作ってよかったです。
制作仕様は作った本人すら時が経てば忘れてしまいます。書面化しておくと、なにか聞かれた時にも対応できます。コーディングルールやフォーマットも書面化すると管理・共有しやすく、迷いません。
先に仕様を固めておきこの仕様で作ります!という作戦も使いました。
その他
テキスト更新ぐらいならできる、というスタッフが入ったので、作業をやってもらうということもしました。もう今はお願いできなくなりましたが。
ひとりじゃできないことをやるのが組織
自分でも身勝手に見えるなあと思うわけですが、ようは仕事のやり方がひとりよがりなんだなー…と。
全部自分で把握しなければ気がすまなかったのが、誰かに委ねたり、助けを求めたり「自分でやらない」ことはひとりでやることと別のしんどさあります。
ひとりでやれることは限られていて、ひとりじゃできないミッションをやるのが組織なわけです。
今の体制は疑問がわきますが、限られたリソースの中で動いているので、できることは大事にしてのばしつつ、自分でやらなくていいことも見つけていくのが、来年の課題だと思います。