似顔絵描きで絵のトレーニング
7月に個展をやらせていただいたあたりから、「似顔絵」を描かせていただく取り組みをやっています。
絵のトレーニングとしてはなかなか効果があるなと感じており。
以前は自信がなく描けないことにしていた「デザイン仕事で使えるイラスト」もなんとなく描けるようになりました。
こういう人におすすめです。
え…私左向きの顔で棒立ちの人しか描けないし…
デッサンとか、無理
題材は描き慣れている人物ですし、静物デッサンほど面倒くさくありません。
ですが、実在の人物の写真を見て描くので、画力に関わらず、「ものを見る力」は上達します。
コツとしては、下に詳しく描きますが、
- なるべく短い時間で描く
- 特徴一本に集中する
- 楽しく!遊び感覚でパフォーマンスにしよう
私の描く似顔絵はだいたいこんな感じです。下手だよ。
続きを読むまたまたStartup Weekendの話 〜お客さん導き出し隊の巻〜
9月に行われた、
Startup Weekend 守山のプレゼン見学に行ってきました。
Startup Weekendてなんじゃらほいという方はこちらStartup Weekend 奈良
奈良のStartup Weekendに参加しているのだからもうええやろ、と思われそうですが、なぜ見学を決めたのかと言うと、3日間の成果物に対して、UXが考えられない私の自分なりの考察をしたかったからです。
UXってなんぞ???という問いに私でもわかる答えを返してくれたひとに、まだ出会ったことがないわけですが、課題設定をしてUXからビジネスプランまで考えるこのイベントは良き学びの材料だと思いました。
自分が3日間参加しているとプレゼンのときには自分らのことでいっぱいに、終わったらすっからかんになるし。
というわけで、私はプレゼンを鬼の形相でメモを取っていました。書かないと忘れる。
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またStartupWeekendに参加した
はじめに
2019/9/5 追記をしました。
第2回 Startup Weekend 奈良に参加したときに、あるチームメンバーから「茶鏡さんは職人やね」と言われました。これは良いところでもあり、良くないところでもあります。コレが今回、仇になるというか、痛い目を見るとは。
第3回 StartupWeekend 奈良に参加した
アイデアを出し合う真剣な時間が楽しいので、3日間でスタートアップの体験をする「StartupWeekend」にまた参加してきました。
私のピッチでチームができてしまった
最初にアイデアの1分ピッチを行います。「ピッチしたい人〜」とファシリテーターが声をかけてもぜんぜん手が上がらない。その後ポツポツと手が上がり、仕方なく私の「あったらいいな〜」という妄想を語ると、スベるどころか爆笑。 なんとチームができてしまいました。
※ここからビジネスプランの話になりますが、みんなで考えたものですので、多少プランはぼやかして書いていますことを、お許し下さい。
続きを読むTechアレルギーになってしまったデザイナーが、勉強するモチベーションを生み出せる?
ちゃんと勉強してる?
質問箱でこういう質問をもらいました。
あ、鋭い質問。
— 茶鏡あや (@skgm26) 2019年8月10日
勉強はできておりません。正直、いま何から手をつければいいのかわからず。
勉強会にも、当分参加できなさそうです。
※毎日の様子は日報をご覧ください。 #peing #質問箱 https://t.co/HyJqUGKAtR
正直に答えてみたものの、これはよくないなあと、う~んと考えてしまいました。ので、考えてみたことをブログに認めます。質問をくださった方、ありがとうございます。
Techアレルギーになった私の話
たぶん、例の質問は「Tech系の勉強」のことを指してるのかな?と思いました。
もともとWeb構築:HTMLのコーディングは不得意です。それだけでなく、幾度の転職で自信をなくしWebに対する興味が萎えに萎えてしまい、情報収集をしなくなり今やすっかり情弱になってしまいました。Techの話でもわからんなりに見てたのに、もう眼がシャットアウトしてしまう。技術書を買ってはみても積んでしまう。
でも今は、フリーランスなんだから、他の誰かがやってくれるわけではない。技術の引き出しを持っていれば提案の幅も広がる。たとえほんの少しでも勉強はいいことずくめなのである。
そういえばこういう言い訳がましい記事も書いていたのだった。
続きを読むフリーランスになりましたので、いまの思いとか。
フリーランスになりました。
気づいたら3ヶ月ぶりのブログの更新となっていました。
フリーランスのデザイナー・画家として活動することにしました。
今年の春前に、前職の会社を健康問題で「常勤はもう無理だから外注になりなさい」と退職を促され4月に退社、フリーランスのデザイナー・画家として活動を始めることにしました。
いま、事業のブランディングについて考えることを始めていて、情報発信をどうするかを考え始める前に、いまの思いをブログに綴ります。完全に営業妨害になっているエントリになりそうですが…やっとブログに認められるほど気持ちに整理がついてきたのではないかと。
最初に言っておきますが、これを読んだら「今からでもいいから廃業して就職先を探せ」と言われそうです。
1年前は全然考えられなかったのですが、どうしてでしょうね。
できることはなに?
ざっくりしていますがこんな感じです。7月に開いた絵画個展について話したスライドより。
「デザイン業」(主に左上)と「画業」(主に右下)の2軸で活動をしていきたいと思っています。もっと詳しくは別のエントリで書きます!
続きを読むグラレコとはなにかを修行中なりに考えてみた
お読みになる前に
押忍、グラフィックレコーディング(以下、グラレコ)修行中の茶鏡っす。
本稿ではグラレコについて茶鏡が考察をしますが、グラレコそのものはまだいろいろな概念をはらんでいるものですので、鵜呑みにせず、あくまで「修行中の茶鏡の予想・意見」としてお取り扱いください。
グラレコについて全然知識のない方はこちらの書籍がおススメです。
Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書
- 作者: 清水淳子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2017/01/27
- メディア: 単行本
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背景
先日、内閣府が「ムーンショット型研究開発制度に係るビジョナリー会議」が開催され、その報告をしたツイートがこれです。
ムーンショット型研究開発制度に係るビジョナリー会議(第2回)を開催し、産業界から期待を伺い、ムーンショット目標策定の考え方等について議論しました。
— 内閣府 (@cao_japan) 2019年4月25日
なお、本制度での解決を期待する社会課題等を募集中です(5/7(火)13:00まで)。奮ってご応募下さい。https://t.co/vn7tz6cM7P pic.twitter.com/mWpzvaMlqO
このツイートの中に取り上げられている、会議のグラレコは、ツイートを見る限りでは、誰が、どんな動機で、どんなプロセスで書いたのかわかりません。件のグラレコ、ひいてはグラレコ自体を批判する声があがり、オヨヨとなりました。
これをきっかけに、どうしてこうなったとか、グラレコとはなんぞやかを、考えてみました。
なぜ、グラフィックレコーダーがよばれたのか
ブーム?
ムーンショット型(略)会議とは関係なく、グラレコについて話していたときに、「いま会議や議論の場でレコーダーを呼ぶのが流行っている」という話になり、まてまてーー!となりました。
たしかにグラレコは、日本では最近急速に広まったものなので、(だからこそいろんな解釈や概念があり)そのように受け止められるのかもしれません。なんのためによばれるのかが抜けていて、オヨヨ…。
「ちょっと呼んでみようか」で呼んでいませんよね。
邪推で考える
件のグラレコを見る感じ、おそらくですが、この会議はなにを決める会議なのかレコーダーは聞いていないと考えられます。そしてこれは私の邪推・妄想ですが、「出た意見漏らさずに網羅してね」というオーダーがあったのかも!?しれません(何べんも申しますが邪推ですよ)。
邪推を踏まえると、余計になんのためレコーダーが呼ばれたのかわからなくなります。なぜなら出た意見ぜんぶまとめるのならば、普通の議事録でよいからです。(普通の議事録でも、全部はいらない)
ではなぜ、わざわざ大きな紙に絵や記号を使って書く必要があるのでしょうか。
会議の流れを可視化する
グラレコには目的があります。会議の場合は「会議の流れを可視化」することです。誰に向けてもあると思いますが、現場にいる人たちが基本です。
中間的な立場に立って会議の進行や合意形成を円滑にさせる役割の「ファシリテーショングラフィック」というのもあります。私はファシグラについては不勉強なので詳細は割愛しますが、関係者に同じ方向を向いてもらう、という点では、グラレコは有効です。
いまどのように会議が進行しているか頭の中でまとめ、流れが可視化(意見そのものではない)され、途中で描いてて不明なところがでたり、ツッコミを受けるでしょう、そこにグラレコを通した現場とのコミュニケーションが生まれます。
そしていちいち文字を追って読まなくてもわかるグラフィックとして成立している。大きな紙に書く理由がここにあるのです。
グラレコは、第三のコミュニケーションのハブだと思う
これはグラレコについて考えて出てきた持論です。
体験談になりますが、私はあるセミナー合宿でセッションをグラレコさせていただきました。できあがったものは、グラフィックとしては、怒られるレベルのものですが、参加者や登壇者の方々から「振り返りになった!」「よくまとまってる」と喜んでいただけました。
グラレコがコミュニケーションを生んでくれたのです。
この「コミュニケーション」が肝だと思っています。 グラレコが必要なシーンも目的も様々ですが、現場とコミュニケーションを取って描いて、意識や状況を共有する。重要なことがなにかを頭の中で編集し、取捨選択する。それをグラフィックに落とし込んで、振り返りなど新たなコミュニケーションが生まれる。グラフィックをみた時のわかりやすさとワクワク感も含めて。
「描いている時のコミュニケーション」
「描いた後のコミュニケーション」
それぞれについてもっと意識的に描くことが重要だと思いました。
雑感
ムーンショット型(略)会議のグラレコは、私なんかよりも全然絵の上手い人がレコーダーをされていました。なので、件のグラレコが批判されることについて余計にショックでした。また他の方の記事を読んでなにが良くなかったのかを学ぶことができました。
自分でコミュニケーションだ!と行き着くのは意外でした。私も深く考えていなかったところで、この辺りは意見が分かれるところかもしれません。描くだけじゃなく、もっと介入したいところ。練習でセミナーをグラレコするのですが質疑応答で介入できますしね。
ツイッターで思索したものをまとめた雑記ですが、読む人によっては暴論かもしれないのでご意見を賜れれば幸いです。
失敗談:イラストの依頼で相手の要求と自分が出すものをいかに合わせるか
はじめに
イラストを描いて欲しい、という依頼で失敗した話を書きます。プロのイラストレーター(デザイナー)なら当たり前やん、と言った話ですが、軽い気持ちで受けて、アウトプットしてしまったが故に認識のズレが発生してしまいました。
私はデザイン業のほかに画業もやっているので、その辺りを踏まえていただけるといい感じです。めんどくさがりは最後のまとめの章だけでいいと思います。
好きなように描け、ゼッタイ、ダメ
最初「好きなように描いてもいい」と言われてたので、\\\よーし好きなのを描くぞー٩( 'ω' )و ////と、クライアントに「○○を描きます」と軽く伝えたところ「いや、そうじゃないねん」と。???となったので軽い打ち合わせをし、iPadでザクッと描いてこんな感じで、と決めました。
茶鏡さんらしくない……?
紆余曲折を経てイラレで仕上げて提出すると「茶鏡さんらしくない」という返事が。「は!?打ち合わせ通り描いたやん、これはイベントを表現するものであって私を出すものじゃないし…」と頭が真っ白になりました。
どうもクライアントは私が画業で描いている抽象画を想像していたようで、私とクライアントの間で、そもそも認識がずれていたということに、一個ずつやりとりを思い出して気づきました。
結局、イラレの絵に過去に描いたドローイングを加工したものを合わせることで決着。
ここが失敗
- 好きなように描け、ということばを鵜呑みにした。
- 打ち合わせで肝心のタッチ・テイストをどうするか確認してない。
結構致命的なミスをしているので大変お恥ずかしいのですが、認識の擦り合わせはコミュニケーションですので、ベテランの方でも難しいと感じる時があるのではないでしょうか。(ない???)
とくに、イラストとなると、絵で的確に表現することはもちろんですが、デザイン以上に作り手の「個性」が求められるケースがあるのだなという学びを得ました。
という事は、私はデザイン業と画業を分けて考えて活動しているので、相手にとっての私って何者(何を作っている人)だと思っているのだろうということを確認したほうがいいですね……ほら、レースクイーンの下手なイラスト描いてる人だと思っている人もいるし〜。